猫の温泉・2


>>> 猫の温泉・1




ふと 湯気のむこうに 気配を感じたような気がしました。

涙をぬぐいながら まゆみさんが そちらに目をむけると
さびねこが ちょぽん と お湯につかっていました。

うそでしょ。

思わず声をだしそうになったのを ぐっとこらえて
まゆみさんは 胸のなかでつぶやきました。

えー・・・ ほんとにー・・・。

・・・。

わー・・・ どうしよう・・・。

・・・。

わー・・・ 動いたらだめだよね・・・。

・・・。

ちょっと・・・ あつくなってきちゃったんだけどな・・・。

ちゃぽん。

と まゆみさんのひたいから ほほへながれた汗が 温泉におちます。

あたりは ますます 暗くなり うっすらと 星が輝きはじめました。



171111



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